もうすぐ平昌オリンピックが始まりますね。
お隣り韓国での開催とあって時差がなく、大会期間中ずっとテレビにかじりつきそうで、今からちょっと怖い。。。
でも、あの強豪国ロシアが平昌オリンピック不参加と知って、えっなんで?何したの?と疑問に思いました。
フィギュアスケート女子の、あのかわいいエフゲニア・メドベージェワはどうなるの?
オリンピックで金メダル6個も獲得した、ショートトラック男子で元韓国籍のビクトル・アンは出れないの?
ロシアはなぜ不参加になったのか、ロシア選手はほんとに平昌オリンピックには出られないのかを調べてみました。
平昌オリンピックにロシアはなぜ不参加?
2014年、前回の冬の大会ソチオリンピック開催国のロシアは、国別のメダル獲得数はトップで、大会最多の33個でした。
にもかかわらず平昌オリンピックは不参加だなんて、一体なにがあったの?
ソチオリンピックは、ロシアは自国開催ということで、「どこよりもたくさんメダル取るぞ!」と非常に気合いが入っていました。
でも頑張る方向を間違えたのか、2011年からソチオリンピックまでに、選手やコーチ、はたまた大臣まで1000人以上が関与して、大規模なドーピングと隠ぺい工作が行われていたのです。
それに疑問をもった1人の選手が「ロシアでは能力を向上させる薬が選手の間で蔓延している」と内部告発しました。
その告発に世界が震撼、国際オリンピック委員会(以下IOC)が徹底的に調査したところ、ロシアがソチオリンピックで、組織ぐるみでドーピング、また検体すり替えを行っていたことが発覚しました。
すぐさま、薬を使用した選手は永久追放、またメダル剥奪という厳しい罰を与えました。
でも当のロシアは、関与なんてしていない、やっていない、知らぬ存ぜぬとそしらぬ顔。
それに業を煮やしたIOCは、ロシアの信頼回復はこれ以上望めないとして、けじめをつける意味でも、今回の平昌オリンピックにはロシアは出場させないことにしたんですね。
1000人以上がからんでて、組織ぐるみじゃないなんてありえないわ。。。
でもドーピングには一切関与していない選手も参加できないとなると、それはかわいそうなので、IOCは救済措置を取りました。
平昌オリンピックでIOCがロシア選手に取った救済措置とは?
ロシアの選手が一律にダメだとなると、クリーンな選手にとっては不公平になるとして、過去にドーピング検査に引っかかっていないなど、IOCが設定した15以上の厳しい基準をクリアした選手は参加できるようにしました。
国代表としてではなく、個人としての参加ですね。
出場する際には、ロシアの旗を掲げたりすることはもちろん、国旗を連想させるような赤青白の組み合わせのウエアを着用することは禁止です。
ロシア色を出すことは一切禁止なのです。
あくまでも個人での参加なんですね。
個人として参加予定の人数は、今のところ169人です。
ユニフォームはこうなりました↓
なんだか、どこかの学校の体操服のように見えてしまいました。
平昌オリンピックでロシア選手が勝ったら表彰式はどうなる?
前回のソチオリンピックでは、過去最多のメダルを獲得したロシア。
平昌オリンピックでもメダルを獲得することは目に見えています。
表彰台に上がった時には、国旗掲揚はないの?国歌はどうするの?
表彰式には「オリンピック旗」の掲揚、国歌は「オリンピック賛歌」の歌が流されます。
オリンピック賛歌の歌なんてあったの?と思いましたが、恐らくロシア選手は何個もメダル獲得すると思うので、どんな歌が流れるのか楽しみにしておきましょう。
まとめ
ロシア不参加の裏には、国ぐるみでのドーピング問題があったんですね。
自国の国旗を掲げることもできず、国家を歌うこともできず、ユニフォームにはロシア色一切なし、選手としたら何だか複雑ですよね。
ちなみに、フィギュアスケート女子のエフゲニア・メドベージェワ選手は参加します。
ショートトラック男子元韓国籍のビクトル・アン選手は、ドーピングへの関与が言及され、参加を認められませんでした。。。
でも大会が始まっちゃうと、そんな複雑な事情は一切忘れて、日本選手の応援に夢中になりそうです。
世界中がワイワイ盛り上がるから、オリンピックって何だか好きだなぁ♪
持てる力を存分に発揮して、選手には頑張ってほしいですね。