ありあまるごちそう(映画)感想解説!交配種の実態!トマトにも驚愕の事実!

ありあまるごちそう映画  感想 あらすじ

私は、先⽇「フード・インク」を⾒たのをきっかけに、 ⾷についてよく考えるようになりました。

世界ではどのようなことが起こっているのか、をまず知ることが⼤事だと思ったので、 続いてこの映画「ありあまるごちそう」も鑑賞してみました。

↓下の予告動画は、初めに「フード・インク」があって、1:30頃から「ありあまるごちそう」の予告動画が始まります。

他の⽅のレビューを読むと、

「深く考えさせられる作品だった」
「⾷に関する意識に変化が⽣まれました」
「絶対に⾒た⽅がいい」
「もう⾷べ物を粗末にできない」

などの感想が⾒受けられました。

今回は、「ルーマニアでのナスの種の実態」「セネガルのトマト栽培」について、主に取り上げました。

このブログを読んで下さっている⽅の、 ⾷について考えるよいきっかけになればと思います。

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ありあまるごちそう(映画)の解説

フランス、スペイン、ルーマニア、スイス、ブラジル、オーストリアなど 世界各国で取材を⾏い、 それぞれの国ではどのような問題が起こっているのかを伝える、 ⾷のドキュメンタリー映画。

世界の需要と供給のバランスが⼤きく崩れた現状を訴え、 ⼤量⽣産によって⾒えなくなってしまった⾷の流れと、 その先に存在する飢餓という現実を浮かび上がらせていく。

ありあまるごちそう(映画)の固定種と交配種の違いとその実態︕

種には、⾒た⽬は全く同じなのに、種類があるって皆さんご存じでしょうか︖

⼤きく分けて、固定種(在来種)と交配種(F1品種、⼀台交配種、⼀代雑種、ハイブリッド)があります。

固定種とは︖

いわゆる昔ながらの種のことです。
植物は成⻑した後に種を残し、翌年この種をまくと同じ植物が収穫可能。
野菜本来の独特の味わいが楽しめて、 種の⾃家採取が可能なので、循環型の持続可能な農業ができます。 

交配種とは︖

特定の特質を持たせることを⽬的に、 異なる性質の種を⼈⼯的に掛け合わせてできた種のことを⾔います。

これにより、⼈間の都合に合わせた品種改良ができるので、 「⽢みを強くする」「⽇持ちがする」「⽪を厚くして傷がつきにくくする」 などの様々な要望が実現しました。

ですが、この植物から取れた種は、次の世代からは、良い特質だけでなく、 悪い特質も出てきてしまうので、毎年農家は種屋から種を買わなければなりません。

ちなみに今、私たちが毎⽇⾷べている野菜・果物のほとんどは、この交配種の⽅です。

ルーマニアのナス栽培で起こっていること

ありあまるごちそう 感想 解説

在来種の種で作ったナスの⽅が⾵味もあり断然美味しいのですが、 交配種の⽅が⾒た⽬はきれいで⼤きく⽴派なので、 市場では交配種のナスの⽅が断然売れます。

それ故に農家は、 在来種の種よりも何倍も⾼価な交配種の種を、 毎年購⼊しなければならないのです。

映画に登場するおじさんは嘆いてました。

「交配種に反対なのではない、味を重視したいだけなんだと。」

私達消費者が、⾒た⽬じゃなくて味で判断していかなければ、 今後、⾷品の⽔準はますます低下していくことになってしまいます。

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ありあまるごちそう(映画)のトマト栽培にも驚愕の事実︕

ありあまるごちそう 感想 解説

セネガルにある⻄アフリカ最⼤の農産物市場では、 ヨーロッパ産の野菜や果物が、 地元産の野菜より3分の1の値段で売られているのです!

これは地元の農⺠には⼤打撃を与えていて、 暑い⽇差しの中18時間も農作業をしても、 
外国産の安い野菜には到底勝つことができません。

これでは⾃国では⾷べていけないので、 南スペインのトマト農場に出稼ぎに⾏くしかなく、そこでは⾮⼈間的な条件で労働を強いられています。

では、なぜヨーローパ産の野菜は輸送コストもかかるのに、 地元の物よりも安く売ることができるのか︖

それは、資⾦⼒のあるEU諸国やアメリカでは、 国内の農⺠に対して補助⾦が⽀払われているので、 値段を⾼くしなくても⽣活できるし、 また、輸送コストは棚代の1%に過ぎないので、 保管しておくよりも遠いアフリカまで運んでしまった⽅がコストが浮くんですね。

で地元アフリカ産の野菜よりも安いから売れる。 地元の農⺠は⾷えないから南スペインに出稼ぎに⾏く。

なんともすさまじい悪循環︕︕︕

ありあまるごちそう(映画)の私の感想

ここでは、上記の2点を取り上げましたが、 他にもオーストリアで毎⽇⼤量に捨てられるパンや、 フランスでの漁業問題など、 世の中に発⽣している⽭盾や不条理を知って、 またひとつ勉強になりました。

ある学者は、「飢餓は殺⼈である」と⾔ってました。

なぜなら、今の世界経済なら120億⼈を養えるだけの資⾦⼒はあります。

世界の⼈⼝が73億⼈として、単純に計算すると⼗分に⾜りているのですが、 実際は、何億⼈もの⼈々が毎⽇飢えに苦しみ、餓死しているからです。

「⽇本は⾷糧廃棄率・世界⼀」です。

やはり、まずは知ることが⼤事︕

かなり微⼒ですが、まずは⾃分の⾏動から変えて⾏きたい。

こういった⾷のドキュメンタリー映画は、どんどん制作してほしいなと思います。

同じ食のドキュメンタリー映画で「フード・インク」の感想も、よければご覧ください。
こちらもとても衝撃的です!

昨今、製造年月日や消費期限をごまかしたり、産地偽装したりと、食品に関して何かとニュースになっています。 「私たちの体は、食べたものでできている」 とはよく聞くので、食品の実態をもっ...

【作品データ】
公開年:2011年
上映時間:96分
監督:エルヴィン・ヴァーゲンホーファー
原作:エルヴィン・ヴァーゲンホーファー
出演者:ジャン・ジグレール

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